弁護士紹介(半田 望)

弁護士紹介

弁護士 半田 望(はんだ のぞむ)

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経歴

1979年生 佐賀県小城市出身
2003年 立命館大学法学部 卒業
2005年 立命館大学大学院 法学研究科 博士前期課程修了(法学修士)
2006年 京都大学法科大学院 中退
同年 司法試験合格
2008年 弁護士登録 (佐賀県弁護士会)
2016年 佐賀県弁護士会 副会長
九州弁護士会連合会 理事
2011年~2024年 佐賀大学経済学部 客員教授 (担当講座:民事手続法)
2011年~現在 日本弁護士連合会 接見交通権確立実行委員会 委員(2020年より事務局長)
2013年~現在 九州弁護士会連合会 研修委員会 委員 (2023年より副委員長)
2015年~現在 日本司法支援センター(法テラス)佐賀地方事務所 副所長 

自己紹介

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佐賀県小城市(小城町)出身です。司法試験合格後、大分での司法修習を終えて、出身県である佐賀に戻り弁護士としての職務をスタートさせました。
弁護士登録当初より交通事故案件を中心に、労働事件や離婚・相続、借金問題といった市民の皆様に身近な法的トラブルの対応・解決業務を行っています。また、大学院当時からの研究テーマである会社法(特にコンプライアンス・事業承継)やこれまで取り組んできた労働事件に関する知見を活用し、地域の中小企業・個人事業主の支援にも注力しています。
 その他、佐賀大学経済学部で民事手続法の講師を担当し、各種研究会にも積極的に参加するなど、教育・研究の側面でも研鑽を積んでいます。

 法的なトラブルを抱え不安になっているご依頼者、ご相談者に少しでも安心していただけるように、ご相談者やご依頼者の立場になって分かりやすく親身に対応することを心がけています。また、相談や助言にあたっては短期的な損得にとどまらず、中長期的な視点でも最善の結果を導けるご提案を行っています。
 法律問題で不安を感じるのは、何が問題でどう解決すればよいかが分からないことにあると考えています。相談ではご自身の問題が法的な問題かどうかや、深刻なものかどうかご説明し、以後の対応をご案内しています。弁護士に相談することで問題を整理し、不安を解消して解決に向けた対策を考えることができます。重点取扱分野は以下に記載しておりますが、お困りことがありましたら取り扱い分野に関わらずお気軽にご相談ください。

重点取扱案件(得意な案件)

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➀交通事故(人身・物損、刑事・行政手続)

 弁護士登録より重点的に研鑽を行っており、年間平均100件前後の相談や案件をコンスタントに取り扱う中で経験を重ねています。保険会社側からの依頼も継続的に受任しており、被害者側のみの事件を取り扱う弁護士と比較しても多数の事件を取り扱っています。また、整形外科領域の知識を必要とする案件の経験も豊富で、後遺症の異議申立てや治療内容の当否が争点となる事件などの医学知識を要求される事件も多く取り扱っています。
 大型自動二輪免許を保有し、現在もバイクを日常的に使用していることもあり、二輪車の事故については特性をふまえた過失割合の分析や主張立証に強みがあります。また、整備工場との協議や専門研修に基づく自動車工学の知識も保有しております。その他にも交通事故にかかわる刑事事件や行政手続きの経験も豊富です。人身・物損を問わず交通事故を巡るあらゆる問題に対応いたします。

➁労働事件(労働者側・会社側)

 日本労働弁護団・九州労働弁護団に所属し、主に労働者側の事件について継続的に研究や検討を行っています。特に近時は社会問題となっている「過労死」や長時間勤務による労災問題について関心をもって取り組んでいます。
 また、労働者の権利を擁護することで労使の円満な関係を構築することが最終的には企業の発展につながるという考えから、顧問先の労務コンプライアンスについての助言や使用者側での労働事件の解決にも力を入れています。その他にもこれまでの実務経験をふまえ共著で執筆した書籍でも労働・事業承継に関する部分の執筆担当をしています。

➂企業活動に関する紛争予防や解決のための助言・支援

 会社や個人事業主・各種団体に対し、紛争の事前予防の観点から契約等の法的問題に関する助言・支援を行っています。特に労働問題の事前予防や、事業承継・M&Aに関する法的支援に力を入れています。
 スポットでのご依頼にも対応しておりますが、実効的・継続的な助言・支援を実現する観点から顧問契約をお勧めしております。顧問契約の費用や内容は各企業・団体のニーズに応じてご案内をしております。企業・団体の外部法務部として、気軽にご依頼していただければと思います。

➃B型肝炎訴訟

 全国B型肝炎訴訟佐賀弁護団の事務局として、これまで200件以上(佐賀県弁護団取り扱い)の案件を取り扱っています。私たちは、全国弁護団及び九州弁護団と連携して、基本合意の内容を実現し、B型肝炎の被害を受けた方々の状況を少しでもよくしていくため、日々活動を行っております。

➄倒産・破産事件、事業再建

 法人の破産申立事件について、多数の取扱い経験を有します。大型の破産管財事件(製造業・小売業・サービス業・建築業等)の経験もあります。破産管財人としての経験を活かし、迅速かつ公正な手続を実現しつつ、依頼者や利害関係者の利益を守る形での対応を心がけております。
 不幸にして事業継続が困難になった場合、関係者への不利益を最小限にしつつ、できるだけ依頼者の希望に添った解決ができるようご提案しています。また、法的整理にとどまらず、破産を回避するための事業再建・事業承継の支援や、多数の破産事件の経験を活かし「潰れない企業」になるための体制作りについての法的助言・支援も行っています。

➅刑事弁護・少年付添人

 弁護士登録後より継続的に多数の刑事事件を取り扱っており、裁判員裁判の弁護人経験も多数あります。特に逮捕直後の早期釈放・不起訴に向けた起訴前の弁護活動に注力しています。その他にも、日弁連の委員会で接見交通権に関する問題や取調べへの弁護士立会いの実現など、被疑者・被告人と弁護人の権利実現に向けた問題に取り組むほか、日弁連や各地弁護士会での研修の講師として、被疑者弁護や接見交通権の問題についての講演活動も行っています。
 逮捕された(または嫌疑を受けている)方からのご依頼はもちろん、逮捕された方のご家族からの相談・依頼も承っております。不起訴・早期釈放を目指す弁護活動においては、逮捕前や逮捕直後といったできる限り早い段階で弁護士に依頼し、活動を開始する必要があります。自身や家族が逮捕された場合、または警察から事情を聞かれている場合には、できるだけ早く弁護士にご相談ください。

➆相続・事業承継・民事信託

 事業や資産を円満に家族に承継させる方法として、遺言の作成支援や民事信託の活用などをご提案しています。また、事業承継については会社法等の関連規定を活用し、トラブル無く後継者に承継させる方法のご提案をしています。
 また、認知能力や身体能力が低下しても安心して生活ができるようにするため、財産管理契約や任意後見契約を活用した高齢者の支援も行っております。

➇各種講演・セミナー講師

 佐賀大学での講義のほか、弁護士会の法教育委員会・子どもの権利委員会の活動として県内の各学校でいじめ予防授業、主権者教育、ワークルール教育、SNSリテラシー教育などに取り組んでいます。教員や保護者を対象にした講演も複数行っています。
 その他にも積極的に学校・団体での講演・セミナーを行っています。テーマは上記以外でもご要望に応じますので、お気軽にご依頼ください。

主な所属団体

自由法曹団 団員
日本労働弁護団 団員
九州労働弁護団 団員
医療問題研究会佐賀支部 会員
弁護士知財ネット 会員
全国倒産処理弁護士ネットワーク 会員
佐賀西ロータリークラブ (2022-2023年度幹事)

主要著書・論文等

  • 接見交通権確立の闘い最前線(2)秘密交通権の保障と第2次富永国賠控訴審判決の意義(2011年 季刊刑事弁護68号)
  • 接見交通権の理論と実務(現代人文社 2018年)一部執筆
  • 企業の悩みから理解する弁護士として知っておきたい中小企業法務の現在(第一法規 2021年)共著
  • 法曹倫理国際シンポジウム東京2022(ILEST22) 報告
  • 法曹倫理国際シンポジウム東京2023(ILEST23) 報告