半田法律事務所からみなさまへ
2024.3.31 
お知らせ
半田望弁護士が「佐賀県事業承継・引継ぎ支援センター」のサブマネージャーに就任します。

 2024年4月1日より、半田望弁護士が「佐賀県事業承継・引継ぎ支援センター」のサブマネージャー(非常勤)に就任し、同センターで活動を行います。

 佐賀県事業承継・引継ぎ支援センターは佐賀商工会議所が国から委託を受けて実施している事業であり、企業の円滑な事業のバトンタッチを支援し、次世代への経営資源のスムーズな承継を促進させることを支援する組織です。半田は同センターで弁護士としての知見を活かし、事業譲渡契約や労働関係・事業資産の承継、親族間承継(相続・民事信託等)の法的側面について助言・支援を行う予定です。

 (以下、半田のコメント)

 この度、「佐賀県事業承継・引継ぎ支援センター」で月2回、同センターの業務のお手伝いをさせて頂くことになりました。私の恩師が商法・会社法の事業譲渡法制の研究をしており、大学時代に当該分野の指導を受けたことや、近時刊行した書籍(山下眞弘編著「企業の悩みから理解する弁護士として知っておきたい中小企業法務の現在」第一法規、2021年)で事業承継部分を恩師と共同執筆する機会も頂くなど、常日頃から関心を持っている分野に関われることは大変光栄に思っております。

 事業の円滑な承継には法的側面での万全の準備と検討が必要なのですが、中小企業の事業承継はアクセスやコスト面でなかなか弁護士の支援が行き届いておらず、大小のトラブルが発生しているとも聞いております。また、親族間の承継の場面でも民事信託等の新たな制度を用いてよりスムーズかつ確実な承継が可能となっており、私が現在取り組んでいる研究がその一助となれば幸いです。

 センターでの業務を通じて、事業承継分野においてより幅広い知見や経験を得て、それを地域の皆様にフィードバックすることで、佐賀の地や佐賀の企業を盛り上げていくとともに、佐賀出身として、地元の会社やお店が長く事業を続けていくための手助けができればと考えております。