半田法律事務所からみなさまへ
2024.1.13 
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B型肝炎訴訟熊本弁護団に関する報道について 

この度、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の元団長が行なった不祥事につき、皆様には多大なご心配やご不安を与えましたことを、同じ九州弁護団の一員として深くお詫び申し上げます。

本件につきましては九州弁護団・熊本弁護団において調査がなされておりますが、これまでの調査の結果によると、使途不明金は原告団及び弁護団からの預り金に限られており、個々の依頼者に対する給付金については適切に返還がなされていて被害はないとのことでした。また原告団からの預り金についても弁護団報酬部分から填補が済んでおり、被害に遭ったのは弁護団の各弁護士に配分される報酬部分が中心であるとのことです。

もっとも、弁護団の要職にある者が、弁護団・原告団の活動費用や他の弁護士が得るべき報酬に手をつけたということは許されるものではなく、弁護団全体の信用を毀損したことは疑いようのない事実であり、同じ弁護士の職にある者として強い憤りを感じています。

佐賀弁護団が取り扱う事件に関しては、個々の依頼者に支払われるべき給付金、全国原告団活動費や九州弁護団への配分金については九州弁護団が厳正に管理をしており、佐賀弁護団での管理を行なっておりません。佐賀弁護団会計で管理しているのは、佐賀原告団活動費への配分金及び佐賀弁護団への報酬・活動費のみとなります。
佐賀原告団への送金は年2回定められた金額を行なっております。また原告団活動費は弁護団の会計責任者とは別の弁護士が管理し、年1回の全国原告団への報告がなされるなど厳正・明瞭に管理されていると把握しています。
佐賀弁護団の会計は一円単位で入出金を記録し、厳正に管理を行っておりますが、今回の件を踏まえてさらに会計の管理体制を強化する予定です。

重ねて、今回の不祥事より佐賀弁護団へのご依頼をいただいた方を含め、全国でB型肝炎の被害に苦しまれている方々に不安や心配を与えたことをお詫びするとともに、失った信頼を回復するためにより一層被害救済に向けた努力を行うことをお約束いたします。

2024年1月13日
全国B型肝炎訴訟 佐賀弁護団
事務局長兼会計責任者 弁護士 半田 望